夏のエアコン110番!暑い夏を快適に過ごすために
夏。エアコンがないと文字通り「死ぬほど」熱くなります。
暑さ、では済まないほどの熱が降り注ぎ、人間の体温を超えるという日本人には我慢し難いこの現状。その救世主がこの「エアコン」です。
ですが、今年、2018年の夏は例年よりも気温が高くエアコンもかなりの需要があり、家電量販店で買ったとしても工事は2週間待ち。7月末に依頼しようものならお盆まで我慢になります。
そこで今回は、暑い夏を賢く、どうしたらこんな暑い中エアコンがない環境で我慢をしなくてよかったのか?なにか方法がなかったのか?
などを踏まえて書いていこうかと思います。
目次
① エアコンシーズンが来る前に必ず点検する
② エアコンにこだわる必要はない
③ 絶対に素人が手を出してはいけない理由
以上の3点をご紹介していきます。
① エアコンシーズンが来る前に必ず点検する
1-1 春過ぎたらすぐにエアコンの点検を
夏が来る前にメーカーも推奨しているエアコンの試運転。実は知らない人の方が多いんです。エアコン、冬場も使っていればいいのですが、多くの場合は冬は石油ストーブ、夏はエアコン。そんな人が多いと思います。
そうすると、去年の夏からずっと使われなかったエアコン。いつ壊れていてもおかしくありません。なので、夏が来て暑い。と感じてから電源を入れるのではなく、早い段階から慣らし運転をすることが進められています。
1-2 不具合があればすぐに修理を
エアコンの修理には時間がかかります。試運転の段階で故障がわかれば、後回しにせずすぐに修理をすることをおすすめします。今年ように酷暑になると、エアコンの修理も1週間以上待たされるようになります。部品の発注なども祝日や工場が停止する夏よりも前に注文し、7月には動くようにしておくのがいいでしょう。
② エアコンにこだわる必要はない
2-1 エアコンを買うのに、こだわることはない
エアコンは家電の中でも高価なものです。どうせ買うなら・・・。と思う気持ちもわかります。ですが、そこまで「我慢」する必要ありますか?富士通のこの機種がいい。なんとかイオンがあるこれが欲しい。センサーが・・・。
気持ちは分かりますが、あなたは誰にも迷惑かけずに我慢できるのでしょうか?もし欲しいのであれば、誰にも迷惑をかけないように買ってください。
少なくとも家族が居れば、エアコンが壊れて暑い思いをするかもしれません。あなたが夜寝れなくて、寝場所を変えたとしても寝不足のストレスなどで誰かに八つ当たりするかもしれません。
人間誰しも、この暑さには勝てません。なので、この時期、夏の暑い時期にエアコンを買いたい!と思ったのであれば夏以外に買うことを進めます。
エアコンが壊れた、暑いからどうにかしたい。と思うのであれば新品ではなく中古品でもいいでしょう。
近所のリサイクルショップで買うことができます。
2-2 エアコンは中古でも性能に大幅な変化はない。
エアコンは古いとダメ、電気代が高い。
と考えられていますが、本当にそうでしょうか?もちろん、10年前のエアコンを買えば違いは出るかもしれません。しかし、5年前のエアコン、3年前のエアコンであれば、あなたが思うほど性能の差は感じないでしょう。
エアコン自体、構造はどれもほぼ同じです。センサーが付いている。目には見えませんがイオンがでいる(らしい)。おそうじ機能があるなどが代表的ですね。
ちなみに、一番安いコロナのエアコンも、ダイキンのエアコンも、素人目には分解していくとほぼ変わらないですよ。なので、あ涼しく快適に過ごしたいだけなら新品にこだわる必要はないんです。むしろ、安くても中古品を買って夏を越したらまた新しいのを買えばいいのです。中古品であれば取り付け含めても25,000円前後で取引先のリサイクルショップは販売してます。25,000円をケチって熱中症で誰かが死んだ。会社を休んだ。そのほうがデメリットに感じます。
③ 絶対に素人が手を出してはいけない理由
3-1 素人がエアコン工事に口を出してはいけない
まず、あなたは何かエアコン工事のことを知っていますか?
俺は電気屋だったんだ。
資格がある。
そのくらいわかってる(何を根拠にかしりません)。
そんなことを言う人が大勢います。
正直、取り付けるだけなら誰でもいいでしょう。ホームセンターでも取り付けるキットは売ってますからね。
でも、そんなものに手を出したらあなたが損します。
まず、理解してください。素人が正しくエアコン工事をすることは不可能です。
・使う材料の種類
・工具の使い方
・検品の仕方
・数値の判断
数えていれば多数あります。
さらに、真空ポンプ、マニホールドを買うと3万円します。この段階であなたは3台エアコンを取り付けるだけのお金を払っているのです。それを、成功するかも知識もない自分でやるのはエアコンをゴミにしてしまうのと同意です。
3-2 素材の違い。工事の違い
まず、エアコンは「違法」な材料でも取り付けることができます。この違法、あなたは何を想像するでしょうか?これは素人では判断ができないでしょう。電源ケーブルが1.6ミリと2ミリがあります。現在の工事では1.6ミリを使用することは禁止されています。これを知らない業者(もしくは自分)が取り付け、火災になり家がなくなった場合保険は聞くのでしょうか?そこまで考えていますか?ユーチューブに投稿されているエアコン取り付け動画など、あれはあくまでも「再生数を稼いで小遣い稼ぎ」が目的だったり、「文面、言葉で説明しても理解できない人へ向けて」の説明になります。投稿者側はあなたに取り付けを教えているわけではないので勘違いしないようにしましょう。
3-3 では、どうしたらいいのか?
エアコンの取付工事、すぐにでも依頼したい。
そう思うのであれば大手は無理です。コンプライアンスもありますし、取り付け業者も面倒になり動いてくれません。なので、個人でやっている電気屋、弊社のような中小企業であれば3日以内の対応。などができるかもしれません。
また、エアコンの工事を外部へ発注するような企業では「作業の質」がわかりません。以前大手テレビショッピング業者の下請けでエアコン工事をしていましたが、担当者が依頼する金額も低いから集まる業者の能力が低い、と嘆いていました。
作業が丁寧、正しいかよりも、クレームがあるかないか。でしか判断できないのが外部発注の特徴です。
自社取り付け、自社工事ができるような業者に任せるのが一番でしょう。
おわりに
いかがでしたか?今日は夏が来る前にエアコンのメンテナンスをしよう、という話をしました。意外とだれも試運転はしなく、熱くなった時にだけ電源を入れる人ほど陥りやすいものですので、十分に注意しましょう。
また、中古品をネットオークションなどで安く買って自分で取り付ける人もいますが、多くの場合は失敗します。トラブルにあいたくないのであれば、工事ができるまともそうな業者、もしくはメーカーのサービスショップ(個人の電気屋など、パナソニックの店とかありますよね)に依頼しましょう。
今日は、
① エアコンシーズンが来る前に必ず点検する
② エアコンにこだわる必要はない
③ 絶対に素人が手を出してはいけない理由
の3点をご紹介しました。暑い夏、嫌な思いをしないように正しい知識と対応策で快適な夏を過ごしましょう。
ちなみに、我が家は予備のエアコンを取り付けています。壊れたとしても、普段はあまり使いませんが予備のエアコンの電源を入れれば家中が涼しくなるようにもできます。少しお金に余裕がある家では、万が一壊れた場合でも快適に過ごせるように対応策があるといいですね。
※ 予備のエアコンはおおよそ6万円前後で本体、設置が可能です。