ありちーのネット研究室☆

これ、伝えたい!誰かに教えたい!って思ったことを書いていきます!

Vtuberを目指す人へ!3Dキャラを作る時に素人が失敗しないための注意点③


クラウドソーシング「ランサーズ」

今回で3回目です。
tuberになるために私が本当にぶち当たった壁、困ったことを赤裸々に、本気で書いていくこのコーナー。
みなさん、読んでくれていますか?

今回は、設定や集めるものではなく、外部発注。
つまり、制作業者に依頼する場合の注意点です。

ネットで検索すると。いろいろな制作会社が出てきます。
本当は、ここにズバリ、名指しで載せたいです。

「ここは詐欺だ!だまされるな!!」

と。でも、会社名を出すと怒られちゃいますから、よくある○で伏字にしたり、
アパマン
のことを、
APAMAN
と書いたりして、ぼやかします。

注意点をいくつか書くので、それを踏まえて依頼前に聞いてみるといいでしょう。もちろん、あなたが読む頃にはそんなあくどい業者は潰れていればいいのですけどね。

目次
① 3D制作会社はすぐ決めるな!

のみ、ご紹介します。

① 3D制作会社はすぐ決めるな!
1-1 業界には危険がいっぱい潜んでいる
まず、私が言いたいことは「制作会社はすぐに決めてはいけない」ということです。
あなたは、今、何の知識も経験もない私とかわりません。この業界の、VTuber活動の何も理解していないのですから当然です。
このVTuberに関連する事業、企業は正直「うさんくさい」ところが多いです。
まず、あなたが知らない、無知なことをいいことにあなたにとって不利なことしか行ってきません。
あなたは、私の書いたブログを読んでどのくらい『知らなかった!』がでていましたか?
もし、3つ以上『知らない』ことがあれば、それは大変危険です。できればVTuberをあきらめたほうがいいと思います。筆者も業界素人です。でも、あなたはもっと素人なんです。相場も、必要なものも、やり方もわからない。
・ネットで検索すればいい!
なんて考え方は絶対にやめてください。
すべて私が活動前に見ていたページです。例えば、
digitalcontent.tokyo

それっぽいことが書いてありますが全く参考になりません。
知らない用語が出ていたので必要かと思いましたが、今見たら全く無意味でした。

バーチャルYouTuberのやり方 #VTuber - ReDo

わかる人がみたらすごくためになると思います、が、プログラム言語が理解できない私には謎のページでした。


navi.kamuitracker.com

このページ、実は一番最初に見ました。
これなら、頑張って機材もあればできるかも!?と考えちゃいました。
でも、そうではないんです。これも参考にするとドツボにはまるタイプですね。
これをもし参考にしているのなら、やめましょう。よく読むことが大切です。正しい知識と。

1-2 注意すべきは何か?
navi.kamuitracker.com
これで紹介したもの、何がいけないかわかりますか?

それでは、わかりやすく一つだけ書きます。
もし、あなたが3Ⅾでキャラを作りたい!VTuberになりたい!と考えているのであればそれは特に注意が必要です。
なみの技術では、3Ⅾキャラにフェイスリグの操作はくっつけられません。
私のVTuber活動を助けてくれた人は、少なくともできませんでした。
なので、もし、動きはモーションキャプチャーで、表情はフェイスリグなどのカメラで読み取ればいいのか!と、安易な考えのあなた。
『失敗します』
無表情の人形ができて終わりです。

このページで紹介していたものを説明するならば、
①、モーションキャプチャー。PERCEPTION NEURONが現状高品質なキャプチャーが可能です。
売っています。24万円程度あればいいでしょう。
買えます。金の力で解決できる範囲です!(笑)

② フェイスモーションキャプチャー。フェイスリグ、と断言しないのがみそですね。このページでは操作について触れていませんが、フェイスリグとunityは同時に動かすことができないようです。なので、アバターに表情をつけることができません。
フェイスリグは2000円程度あれば十分買えます。

③ 3Ⅾモデルデータ。素人には無理です。ある程度時間があり、創作が好きな方はいいかもしれませんが、3Ⅾデータはイラストのように絵をかいて終わり、立体的な人形を書いて終わりではありません。
多くのページで、3Ⅾデータの作成費について記載がありませんので、このようなまとめ記事のうち、いくつかは制作会社が作ってばらまいたのでは?と考えてしまいます。

④ unity。プログラム初めましてでは無理です。最初にVTuberのやりかたを描いたブログの中に、1時間でunityちゃんを操作する方法って書いてあったブログ、紹介しましたが無事にできましたか?あの程度もできなければあきらめたほうがいいです。

ざっと、このぺーじだけでもこれだけ地雷が潜んでいます。
機材も、集めるには300万程度必要です。

3ⅮLiveって動画がアップされていましたが、ここに写っているのはPERCEPTION NEURONと、人、パソコンでしょうか。
その他の機材に関してはもともと持っていたのか不明ですが、一般人はこんな設備ありません。
なので、この動画にあるような設備、技術も考えるととても300万円でできるようなものではないんです。1000万円弱は考えておいたほうがいいでしょう。

素人だと、スタジオを借りればいいとか、PERCEPTION NEURONもレンタルとか考えますが現状ありません。
3Ⅾモデルを作るのは、とてもお金がかかります。また、3Ⅾモデルを作ったけど費用対効果が割に合わないってことで引退、3Ⅾアバターを他人に譲渡するといっていました。

それほど、活動、維持には費用がかかるのです。一部売れているVTuber、四天王と呼ばれる方々は雲の上、宇宙の彼方の存在です。

参考記事に隠された内容もしっかりと理解したうえで「参考」にしましょう。


1-3 実際に筆者が体験、体感したこと
さて、ここが今回の本番です。
3Ⅾモデル。筆者はとても苦労しました。
ハイスペックパソコン、PERCEPTION NEURONの購入と、3Ⅾモデルのデザイン。ここまでで約40万円突っ込みました。
さて、この後はどうなるでしょうか。
あなたがどう思ったかわかりませんが、まさかの『断念』です。
そうです。私はあきらめました。3Ⅾキャラを作ることを・・・。

※わかりやすい用語解説
ここから先、専門用語が出ます。覚えといてください。

・3Ⅾキャラ、アバター。あなたが動かそうと考えているキャラです。
・ボーン。アバターの骨です。関節、手足や腰が曲がる、ウネルには必要です。
・ウェイト設定。重さです。あとでまとめます。
・物理剛体設定。例えば、着物の袖ってふわふわしてますよね。その袖が、ふわふわさせることです、髪の毛が揺れたりもこれに当てはまります。ウェイトは、袖の重さなどです。歩いて髪がなびくのは、髪が風よりも軽いから。風よりも重いと動きませんよね。
・当たり判定。髪の毛が、肩に乗りますよね?長い髪なら。でも、アバターによっては体を貫通しているものがあるんです。よく見てみるとわかります。
・ポリゴン。アバターが、どれだけきれいに、滑らかに動くのか?質感など見た目に大きく影響を及ぼします。
ブレンドシェイプ。アバターの表情です。現実、これしか一般人で表情をいじることはできないかもしれません。

これを踏まえて読んでください。

3Ⅾモデルの制作会社3社に見積もりを取りました。
そうですね。きっとかなりやばい方が後ろにいるかもしれないのでここはイニシャルだけご紹介しましょう、
制作会社、「m」と「m」です。どちらも偶然かmでした。
最後のところはちょっと今回依頼しようと思うので完全に伏せます。そして、たぶんここが一番まともでした。

まず、m1に電話しました。素直に、VTuberになりたいので作りたい。と言いました。必要なものも一切不明です。なので、活動に必要な3Ⅾキャラの制作をお願いします。と言いました。なぜここを選んだのか、と聞かれると過去の制作実績、いろいろなゲームアプリ、大手からも依頼を受けた実績がある。と書いていたからです。
m2でも、最初に相談した制作会社でも言ってることは同じです。
最初の見積もりは、7万~14万でした。メールもあります。ホームページにも、参考価格として記載があります。
全部アップするとばれるので、部分的にアップしますね。後でまとめてアップするので見てください。

なるほど。意外と安いな。と思ったのですが、これが不幸の始まりでした。
実際に3Ⅾモデルのキャラのイラストができると、見積もりが15万円に上がりました。

さらに、ボーン設定、ウェイトで約40万円。すでに55万円突破しました。
それで終わるのかと思いきや、今度は物理演算、剛体設定処理で40万円。
ここまでで95万円です。
どんどん増えていきます。さらに、アバターの表情を作るには『ブレンドシェイプ』というのが必要です。
あらかじめ、怒る、笑う、泣くなどの表情をプログラムして、ボタン操作で行うものをブレンドシェイプと呼びます。
このブレンドシェイプについては、料金に入っていない。見積もりも出せない。という内容で最終的に連絡が来ました。
(この段階で依頼する気持ちはありませんでした。うさん臭くて、ダマす気満々なんだなと感じます。VTube活動をしたい、と言っているのに、見積もりでは含まず、依頼する前に追加料金が発生しないか?と確認したらドンドン後から出してきました。動かない3Ⅾキャラを納品しようとしたのか、どうなのかは理解できません、でも、普通に考えてそんなキャラがVTube活動できるとは思えないので、この業者はほんとに選んでほしくないです。)

2社目のm2に関しては、HPに概算で出ていました。モデルの動画もありました。
結論から概算で約80万円程度。
でも、何が気に入らないか?というと『ポリゴン数』です。たったの2万ポリゴン程度。
PS4のキャラよりも低く、キズナアイさんと比べるとその美しさは約4分の一。
数年後、見るに堪えないかもしれませんね。
また、ここの制作会社も見積もり後に、追加料金はないかと言ったら約40万円上乗せさせられました。
見積もりの適当さ、ポリゴンの少なさでここも却下です。
金額と製品のクオリティが全くあっていません。ここで作成した人。ご愁傷さまです。他の制作会社、プログラマーと話す機会がありましたが全員が金額とクオリティが合っていない。と言っています。高すぎる。と。
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このメールで見積もりで金額が変更とありますが、コーユー業者は基本的に値段を上げてくるしかありません。下がるとは思わないほうがいいでしょう。

では、最後。
依頼した場所は、結論から言うと8万ポリゴン以上で150万円(5万ポリゴンでも130万くらい)もちろん、すべて設定まで行うフルサービスです。
イラストレーターと細かい打ち合わせも行え、説明も一番まともでした。
自社で作成したモデルの内容、設定や作成フローなども教えていただき、他よりも20万程度の差でそこまで変わるのか!?思いました。

でも、私は結局3Ⅾはやめたんですけどね。ここで話を聞けたからこそ、やめる覚悟ができました。

3Ⅾではなくとも、VTube活動はできるのです。


1-4 注文後になると取り消せなくなる!?絶対に安易に決めてはだめ!
弁護士からの回答です。
わかりやすく書いておきます。
まず見積もりにある金額が請求料金ではありません。見積金額から逸脱していない限り、違法行為とはいえない。
金額が大幅に変わるのは違法の可能性があり。
また、依頼書、注文書を交わしてしまうと、キャンセルするのにも、希望のデータがなくとも代金の支払い義務が起きる。
相手方が実労働した分、制作がどの程度進捗していたかにより報酬は払わなければいけない。
と、いうことです。
ようは、希望のクォリティーではなくとも、文句言えません。
途中で、やっぱりやめたい!と思っても相手が制作にあたり働いた分は支払う義務があります。
なので、キャンセルしても、しなくても、あなたは制作会社に納得できない3Ⅾモデルを作られても、約束した代金は払う義務が出る。ということです。
納品された製品に問題があれば話は別ですが。
追加料金についても、書面で追加料金なし!と記載があれば安心ですが、今回のように金額が変わります。と、いう書き方は追加料金を取るために書いている場合もある。ということです。
参考までに、覚えておいてください。

まとめ

いかがでしたか?今日は外部発注の恐ろしさをご紹介しました。
お金を払っているんだからちゃんとした作業をしてくれるはず!
そう思うのは「普通なこと」です。
しかし、普通なことだと思っても、抜け道や、相手が素人だからということで隠したり、質を下げてくることも十分あり得る、ということです。
今日は
① 3D制作会社はすぐ決めるな!
この一つをご紹介しました。
3Ⅾキャラクターを作るのも、正直だいぶ大変なので作っている人がいるからどうにかなるだろう、という考えはやめたほうがいいです。